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​純米酒だけ 三万本

 当蔵で製造する日本酒は「純米酒」および「純米吟醸酒」のみです。大吟醸酒は製造しておりません。

 地元酒米農家との契約栽培により厳選した酒米を使用し、その米の旨みを最大限活かすため、そして豊かな岩手の食材とのマリアージュを愉しむために、あえて吟醸香(果物のようなフルーティな香り)を抑えた玄人好みの造りを心がけています。

 酒質に徹底的にこだわるため、製造本数は仕込みの全てに目が届く年間2万本を限度としています。仕込み工程はもちろん、瓶詰めからラベル貼りに至るまで1本1本に心を込めた、完全手づくりの酒造りを行っています。

岩手県最古の蔵にして  南部杜氏発祥の蔵

 当蔵の起源は、1670年代に南部藩で初めて上方流の「澄み酒」をつくった近江商人村井権兵衛が志和村(現在の紫波町)に構えた「権兵衛酒屋」です。この「権兵衛酒屋」や現在の岩手県で最古の造り酒屋であると同時に、日本最大の杜氏集団である南部杜氏が誕生するきっかけとなった蔵であります。

 歴史を紐解くと、当家(佐藤家)の祖先は京都の薬商人であり、室町時代から奥羽との交易のために度々この地を訪れており、その中で近江商人である村井家と親密な関係を築くに至りました。

 その後、村井家の事業承継に際し、元治元年(1864年)9月に当家(佐藤家)が生産設備および生産技術、営業権を取得し「志和酒造店」として創業。大正元年(1912年)に「合名会社吾妻嶺酒造店」を設立し現在に至ります。

 また、「権兵衛酒屋」の酒造り開始とほぼ同時期である延宝8年(1680年)に第二十九代南部藩主南部重信公により建立された「盛岡八幡宮」様では、建立当初から今日に至るまで当蔵の酒を御神酒としてお使い頂いております。

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